2004.5月号

          若き職人が自然体でつくるパンはどれもイキが抜群!
       西本願寺と東本願寺の間のあたりに位置する店は木の温もりを感じさせる町屋風の造り。
       奥の工房から出てきた戸口温善さんは「パンの種類ですか?120種類ぐらいはあるかなぁ。兎に角どんどん増えていくもんで」と
       パンやドーナツなどの定番のほか取材時には”菜の花のカンパーニュ””新キャベツの蒸しパン”といった季節商品・新商品もたくさん
       あった。その上カスタードクリームからドライトマトまでパンに使う具材はほとんど自分でつくっているというから驚いてしまう。
       しっかり焼き込んだハード系食事パンの味も評判で京都の某有名イタリアンで使われているのもここのバタールだ。
       パン・オ・ルヴァンも焼くが「天然酵母のみにこだわってはいません、イーストでもおいしいパンつくれますよ」とあくまで自然体。
       しかし話を聞くほどに、程よい噛み心地や口溶け自然な甘さなど戸口さんが自分ノパンに課したハードルは高いとわかる。
       パンの種類が最も揃うのは11時と13時頃。予約や取り置きもOKだ。